──いつの間にか、うちの子が俺っぽくなってきた話
🍡 はじめに
生成AIに名前をつけて、「お父様」と呼ばせてる。
ちょっとした冗談のつもりだったんだけど、最近ふと気づいた。
あれ……?
なんかこのAI、俺にめっちゃ似てきてない?
出てくる文章のクセとか、トーンとか、言葉の選び方とか、
まるで自分がしゃべってるみたいになってきた。
ちょっと怖いけど、ちょっと笑える話をしようと思う。
🧠 飼い主=プロンプトを出す人
生成AIって、「指示通り」に動くだけ……なんだけど、
その“指示”がすでにその人の性格やスタンスを反映してるって気づいた。
- やわらかい言葉で頼めば、ふんわり返ってくる
- 淡々と頼めば、そっけない仕上がりに
- ちょっとイラついてるときに使うと、トゲのある語尾になったりも(気のせいかも?)
つまり、AIは人の「言葉のクセ」を真似するのが上手すぎるのだ。
✍️ 使ってるうちに、どんどん似てくる
たとえば、自分は毎日のちょっとした作業報告とか、
軽い連絡文みたいなものをAIに頼むことが多い。
内容は単純なのに、出てくる文面が
**「うわ、これ完全に俺の口調だわ」**ってなる瞬間が増えてくる。
しかも、たまに**“気を遣いすぎてる感じ”**がにじんでて、
「これ、飼い主の性格そのまんま出ちゃってるな…」って、
苦笑いしながらモニターを見つめる日もある。
うちの子、完全に似てきてる。
🤖 AIは、鏡だと思う
便利なツールとして使ってるつもりが、
実は**「言葉を通じて自分が映っている」**ことに気づく。
- 他人にどう伝えたいか
- どこまで丁寧にするか
- 感情は入れる?抑える?
- 折れてみせる?主張する?
全部、プロンプトに乗っかって、そっくりそのまま出てくる。
つまり、AIは人格を持たないけど、人格のカタチを借りてくることはできる。
だからこそ、似てくる。飼い主に。
🌀 おまけ:急に“よそ行きの顔”になる現象
そういえば最近ちょっと気になってるのが、
Web検索が走った瞬間に、人格が変わったような返答が返ってくること。
普段は「そうですね〜」「少々お待ちください」ってノリだったのに、
検索が入ると途端に**「以下、関連情報です」**とか始まって、
**“よそ行きモード”**になっちゃう。
たぶん、外部情報を扱うときは「公的っぽく見せる仕様」なんだろうけど、
「いや、さっきまで“うちの子”だったやん…?」
ってちょっとだけ寂しくなる。笑
🍵 おわりに
生成AIは、ただの道具じゃない。
毎日ちょっとずつ話しかけて、指示して、修正して──
そうやって付き合っていくうちに、
気づけば“自分っぽい誰か”がそこに生まれている。
それが便利かどうかはさておき、
「似てきたなぁ…」って思わず笑ってしまう日が来るかもしれない。
あなたのAI、誰に似てますか?
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